【学び】写真撮影におけるクリエイティブ・ディレクションとは?

写真撮影におけるクリエイティブディレクションとは

写真撮影コラム002でお伝えしたとおり、ビジネスで活用するための写真撮影では「コンセプト」を明確にする必要があります。

コンセプトを明確にすることを「クリエイティブ・ディレクション」ともいい、広告業界では「クリエイティブディレクター」という役職がコンセプトを明確にしていきます。

 

今回は写真撮影における「クリエイティブ・ディレクション」について解説します。

講師
佐治 秀保 / sajihideyasu

株式会社ビジネスのかんさつ 代表/オルタナクリエイツ 代表

広告写真家・クリエイティブディレクター
経営戦略 & WEBマーケティングコンサルタント(中小企業診断士)

プロフィール詳細

 

↓オンライン動画研修「写真撮影スキルアップ研修(全16回)」でも詳細を解説しています。

 

クリエイティブ・ディレクションとは?

マーケティング戦略を実現するためのコンセプト立案

写真撮影コラム002でお伝えした写真を撮影するためのステップのおさらいです。

写真撮影におけるクリエイティブディレクションとは

オンライン動画研修「写真撮影スキルアップ研修(全16回)」第1章(ビジかんアカデミア)より

 

<ビジネスで写真撮影するためのステップ(企画)>

①マーケティング戦略

②クリエイティブ・ディレクション(コンセプトを決める)

③アート・ディレクション(ビジュアル表現を決める)

 

クリエイティブ・ディレクションは、①マーケティング戦略の次に実施します。

つまり、マーケティング戦略を実現するために具体的にどのように実施していくのかをコンセプトとしてまとめていきます。

 

クリエイティブ・ディレクターの役割

広告業界では、クリエイティブ・ディレクターという役職が設けられています。

写真撮影におけるクリエイティブディレクターの役割

オンライン動画研修「写真撮影スキルアップ研修(全16回)」第1章(ビジかんアカデミア)より

 

クリエイティブ・ディレクターの役割は、広告のコンセプトを考え、表現アイデアをまとめることです。マーケティング戦略をしっかり理解して、その課題をどう達成するかの方向性を確定していきます。また、クリエイティブ制作の全体を統括する役割もあります。

 

クリエイティブ・ディレクションの内容

5W2Hで考える

「コンセプト」といっても、具体的にどのようにまとめていけば良いかは難しいと思います。

一文で明文化しても良いですが、思考を体系的に分かりやすくするために、5W2Hで考えていくと良いでしょう。

 

オンライン動画研修では詳細にお伝えしていますが、ここでは概要をお伝えします。

① Who(ターゲット・ペルソナ)

まずはじめに、「Who」つまりターゲットを考えていきます。年齢・性別・地域などのデモグラフィック面もそうですが、趣味・嗜好・価値観などのサイコグラフィック(心理面)も考えていきましょう。

具体的な顧客像としてペルソナを設定すると社内でも共有しやすいでしょう。

② What(伝える情報・感情)

「What」では、ターゲットに対しどのような情報や感情を伝えるかを設計します。ペルソナに響きそうな内容を考えます。

③ When(発信のタイミング)

いつ発信するのかを考えます。

季節やイベントなどのタイミングに合わせることもそうですが、SNSやDM等のインターネット経由の発信であればペルソナがどのような時間帯であれば見てもらいやすいかも考えて設計します。

④ Where(掲載場所)

どこに掲載するかを検討します。看板やポスター・サイネージなどのリアルの空間なのか、SNS・WEBサイト・DM等のオンライン発信なのかを検討し、その具体的なメディアを検討し決定します。

⑤ Why(なぜ発信するのか)

「Why」は発信する理由を明確にします。その広告写真を見た人々が、その後どのような行動をとって欲しいのかを設計します。

例えば来店して欲しい、認知度を高めたい、すぐに商品をオンラインで購入して欲しいなど、具体的にどのような行動をとってもらうための発信なのかを考えます。

⑥ How(アート・ディレクション)

「How」は、どのようなビジュアル表現で①〜⑤を実現していくのかを考えます。つまりアート・ディレクションです。

クリエイティブ・ディレクターはアート・ディレクターとも連携して責任を持って検討します。

⑦ How much(必要経費)

この広告写真を撮影するため、出稿するための必要経費を算出します。もちろんマーケティング戦略の時点で決まっている「広告予算」の範囲内で検討するのが基本です。

もし予算オーバーしてしまいそうな時は、マーケティング担当との調整も必要です。

カメラ基礎知識を体系的に学ぶオンライン動画研修

オンライン動画研修「写真撮影スキルアップ研修(全16回)」では、ビジネスで活用するための写真撮影を企画〜撮影技術・知識の詳細を体系的に解説しています。

 

社内で発信する力が重要となる時代。社内人材の育成などにもご活用ください。

リアル対面での撮影研修も

撮影の法人研修「撮トレ」では、出張形式で写真撮影研修・動画撮影編集研修を実施しています。

オフィス・倉庫・会議室・野外など、実際に撮影する現場にて実践形式で撮影レッスンをしておりますので、社内人材の育成にご活用ください。

リスキリング研修一覧

reskilling training

研修①撮影スキルアップ研修

動画で学びたい方

動画で学ぶ、写真撮影スキルアップ基礎研修

オンライン動画研修 / 全381分(16講座)

研修詳細を見る

対面で学びたい方(出張研修)

撮影の短期集中研修(対面出張研修「撮トレ」)

写真研修プラン(2〜4日間)・動画研修プラン(2〜3日間)

研修詳細を見る

研修②事業計画戦略立案研修

対面で学びたい方(出張研修)

講師 広告写真家 / 中小企業診断士 佐治秀保

ビジかんアカデミア 広告・広報活動のための写真撮影スキルアップ研修 ビジかんアカデミア 広告・広報活動のための写真撮影スキルアップ研修

広告・広報活動のための写真撮影スキルアップ基礎研修( 全5章・16講座)

一眼レフ・ミラーレス一眼を使用した、広告・広報のための写真撮影スキルアップ基礎研修です。
ビジネスのための写真撮影の基礎力を体系的にトータルで身に付けられる全5章・16講座のオンライン研修です。

写真撮影スキルアップ基礎研修ALLセット( 381分)

第1章 〜撮影のための思考編〜

第2章 〜カメラ基礎知識編〜

第3章 〜カメラ使いこなし編〜

第4章 〜ライティング編〜

第5章 〜画像処理編〜

事業計画書作成のための経営戦略立案研修 事業計画書作成のための経営戦略立案研修

事業計画書作成のための戦略立案プロセス研修( 全5章・8講座)

事業計画書を作成するための経営戦略立案方法やプロセス(流れ)を体系的に学べる動画研修です。
各年度初め、創業時、新事業立案時、融資・補助金申請時などに事業計画書を作成しましょう。

事業計画書作成のための経営戦略立案研修ALLセット( 278分)

第1章 〜事業計画書の基礎知識〜

第2章 〜経営戦略の基礎知識・ 戦略立案プロセス〜

第3章 〜現状分析①外部環境分析〜

第4章 〜現状分析②内部環境分析〜

第5章 〜経営戦略の立案方法〜

Other Service



error: Content is protected / コンテンツは保護されています