社内で写真撮影を内製化するメリット・デメリット

社内で写真撮影を内製化するメリットとデメリット

ここ数年、社内で写真撮影を実施する企業さんが増えてきました。

プロの写真家さん・カメラマンさんに撮影してもらっている企業さんも多いと思いますが、社内で撮影できるようにするメリットもありますし、その反面デメリットもあります。

 

今回は写真撮影を内製化することのメリットとデメリットをお伝えします。

講師
佐治 秀保 / sajihideyasu

株式会社ビジネスのかんさつ 代表/オルタナクリエイツ 代表

広告写真家・クリエイティブディレクター
経営戦略 & WEBマーケティングコンサルタント(中小企業診断士)

プロフィール詳細

弊社では写真撮影やマーケティング戦略立案などのリスキリング研修(オンライン・対面)を実施しています。社内人材のスキルアップにご活用ください。↓

オンライン動画研修 ビジかんアカデミア

▶︎ビジかんアカデミア【オンライン・リスキリング研修】(https://aca.bizkan.jp)

 

 

写真撮影を内製化する企業が増えている背景

弊社では「撮トレ(撮影の法人研修)」や「撮築(ストロボ撮影ライティングコンサル&設営)」というサービスを提供していますが、年々ご利用いただく企業さんが増えてきており、ニーズが高まっていると感じています。

実際にお客様(広報部の方など)にお話をお聞きしていると、写真撮影を内製化する企業が増えている背景として、「オウンドメディアの増加とその重要性」が高くなっているということがあります。

オウンドメディアとは

オウンドメディアとは、自社のWEBサイト(お知らせ・ブログ・コラムなど)や、ECサイトはもちろん、インスタやXなどのSNS、GoogleMapや食べログなども含め、自社で発信するプロモーションメディアです。

主にインターネットメディアであり、自社のタイミングで自社から発信することができるメディアという特徴があります。

オウンドメディアの発信で必要なこと

オウンドメディアの発信で必要なことは、以下の3つです。

  • 企画力(ディレクション力)
  • クオリティ(撮影力・文章力・デザイン力などの制作力)
  • 発信タイミング・頻度

オウンドメディアの発信で必要なこと

いくら撮影が上手くなっても、企画力がイマイチですと受け手(消費者など)に響きません。企画力が良くてもそれを表現するクオリティ(撮影など)が悪ければ伝わりません。企画力もクオリティも良くても発信タイミングが悪かったり頻度が少ないと届きません。

 

オウンドメディアを効果的にするためには、これらをうまくミックスして作戦(戦略)を立て、発信していく必要があります。

写真撮影を内製化するメリット

写真撮影を社内で内製化するメリットは、大きく以下の3つです。

  • ①経費削減
  • ②発信スピードUP
  • ③著作権を保有できる

 

企業が写真家さんやカメラマンさんに外注する場合の撮影・発信プロセスと、内製化した場合の撮影・発信プロセスの違いを見てみましょう。

撮影・発信のプロセス

外注した場合、まず「外注先探し」からスタートします。WEB検索で探したり、紹介や口コミなどで自社の利益につながるようなクリエイティブをしてくれる写真家さんやカメラマンさんを探す必要があります。

そして企画を依頼もしくは自社で企画をして、撮影日を決め、準備をして撮影します。

その後写真のセレクトやレタッチ作業があり、データ納品されるのを待ちます。

 

一方、内製化した場合は自社で企画をし、撮影・セレクト・レタッチをしてすぐに投稿・発信することができます。

 

では撮影を社内内製化するメリットを見ていきましょう。

①経費削減

まずはメリットとして、経費削減があげられます。

写真家さんやカメラマンさんに依頼する外注費はもちろんですが、外注先探しや外注先とのやり取りの時間など、社内の実務時間の削減もコスト削減につながります。

②発信スピードUP

次に、発信スピードが速くなることです。前述のとおりオウンドメディアは発信タイミングや頻度も重要になりますが、すぐに発信したい・頻度高く発信したい場合に、外注よりも内製化したほうがスピードアップにつながる可能性が高いです。

③著作権の保有

写真の著作権は、基本的に撮影者にあります。そのため、外注に発注した際の目的とは別で再利用する必要が出てきた場合、撮影者に許可が必要になります。別途費用が必要になることもあるでしょう。

 

ただし法人の従業員が業務上撮影する場合、就業規則や別途契約などの定めがない限り、法人に著作権があります(職務著作)。主にプロモーションのために撮影をすることが多いと思いますので、従業員が撮影した写真は法人が著作権を保有することができます。もちろん、著作権を確実に保有したい場合はトラブル防止のために弁護士さんに相談もしましょう。

写真撮影を内製化するデメリット

では反対に、写真撮影を内製化するデメリットです。

  • ①企画力が必要
  • ②撮影機材が必要
  • ③撮影スキルが必要
  • ④レタッチスキルが必要

それぞれ解説します。

①企画力が必要

まずは撮影の企画力が必要になります。ただ闇雲に撮影し、発信していては受け手(消費者)に届きません。どのようなターゲットに、どのようなメディアで、どのようなビジュアル表現をしていくのかという方向性を企画していきます。「ディレクション」と呼ばれます。

ほとんどの企業がこのようなディレクションを経験したことがないと思いますが、発信においてこのディレクションはとても重要です。内製化するには企画力(ディレクション力)を高める必要があります。

②撮影機材が必要

写真を撮影するには撮影機材が必要です。カメラと一言で言っても一眼レフやミラーレス一眼をはじめ、スマホにもカメラがついていますし、使い捨てカメラなどもあります。

まずはどのようなカメラやレンズなどの機材が適しているのか理解・判断した上でそれらを購入する必要があります。

③撮影スキルが必要

撮影機材があっても撮影スキルがなければ撮影はできません。企画したビジュアル表現をどのように撮影すれば良いのかという技術が必要になります。

④レタッチスキルが必要

撮影した画像をより美しく魅せるために、現像やレタッチをして画像を仕上げる必要があります。もちろんメディアに適した解像度もありますのでそれに合わせてトリミングやリサイズが必要です。

弊社の撮影社内内製化支援研修&サービス

弊社では写真撮影の内製化を検討されている法人様向けに、撮影を内製化するための様々なサービスを実施しています。

上に記したデメリットを全て解消できるように、対面もしくはオンライン動画で法人研修をしています。ぜひ社員研修・リスキリング研修としてご活用ください。

撮影の法人研修(対面)「撮トレ」

社内で人物撮影・商品撮影・料理撮影・YouTube撮影など写真撮影や動画撮影をしたい企業様向けに、2〜4日間の短期集中型で出張レッスンします。
主に一眼レフ・ミラーレス一眼カメラを使用した基礎から学べる研修です。

 

企画(ディレクション)から撮影の考え方、カメラの基礎知識、撮影方法、撮影実践、Photoshopのレタッチなど、貴社に出張して撮影レッスンをいたします。できる限り全国対応しています。

写真撮影動画撮影の法人研修 撮トレ

▶️撮トレ【撮影の法人研修】(https://satsutore.bizkan.jp/)

 

オンライン動画研修「ビジかんアカデミア」

弊社では写真撮影やマーケティング戦略立案などのリスキリング研修を実施しています。

写真研修では、企画(ディレクション)から撮影の考え方、カメラの基礎知識、撮影方法、撮影実践、Photoshopのレタッチなどを学んでいただけます。

オンライン動画では基礎知識を学び、「撮トレ」などのリアル対面とハイブリッドで学んでいただくのもオススメです。

オンライン動画研修 ビジかんアカデミア

▶︎ビジかんアカデミア【オンライン・リスキリング研修】(https://aca.bizkan.jp)

 

ストロボライティング構築サービス「撮築(サツチク)」

「ストロボ撮影コンサル」×「ストロボ機材手配&設営」×「撮影レッスン」でカメラ知識がなくても社内にライティング撮影環境を設営して撮影可能にするためのサービスです。

ECサイトなどで商品撮影や人物撮影などを数多く撮影する企業様によくご利用いただいているサービスです。

ストロボ撮影ライティング構築サービス 撮築(サツチク)

▶︎撮築【ストロボ撮影ライティング構築サービス】(https://satsuchiku.bizkan.jp/)

ビジかんアカデミア 広告・広報活動のための写真撮影スキルアップ研修 ビジかんアカデミア 広告・広報活動のための写真撮影スキルアップ研修

広告・広報活動のための写真撮影スキルアップ基礎研修( 全5章・16講座)

一眼レフ・ミラーレス一眼を使用した、広告・広報のための写真撮影スキルアップ基礎研修です。
ビジネスのための写真撮影の基礎力をトータルで身に付けられる全5章・16講座のオンライン研修です。

写真撮影スキルアップ基礎研修ALLセット( 381分)

第1章 〜撮影のための思考編〜

第2章 〜カメラ基礎知識編〜

第3章 〜カメラ使いこなし編〜

第4章 〜ライティング編〜

第5章 〜画像処理編〜

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